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群馬県安中市と窓口業務のコミュニケーション改善を目的とした実証実験を開始
〜大学発先端技術の社会実装による地域課題解決へ〜

群馬県安中市と窓口業務のコミュニケーション改善を目的とした実証実験を開始 <br>〜大学発先端技術の社会実装による地域課題解決へ〜

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:千代田区、代表取締役 落合陽一、村上泰一郎 以下「PxDT」)は、群馬県安中市(安中市長:茂木 英子、以下「安中市」)との間で、大学発先端技術を安中市における地域課題解決に向けて実装していくことを目指し、窓口業務におけるコミュニケーション改善を目的とした実証実験契約を締結致しました。その取り組みとして、市役所福祉課窓口で、リアルタイムで会話を話者と聞き手の双方向に字幕表示する実証実験を行いますで、お知らせいたします。

本実証実験の背景と目的

コロナウイルス感染症のリスク低減のため、マスク着用、窓口では飛沫防止板の設置等が行われています。その影響で、特に高齢者や難聴の傾向がある方には、声が聞こえにくい、口の動きが分からない等の理由で、窓口での会話が聞き取りにくい状況が生じています。
今回、市役所来庁者と市職員の窓口におけるコミュニケーション改善を目的とした実証実験契約を締結致しました。本実証実験では、上記のとおり、会話の内容を双方向に字幕表示する実証実験を行い、お互いの聞きづらさの解消を図ります。会話を音声認識し双方向に表示する事で、話者と聞き手が同じ文章を基にコミュニケーションを取れる様になり、意思疎通がスムーズに行えるようになる効果が期待できます。この技術は筑波大学Digital Nature Group※(代表:落合陽一准教授)の字幕表示に関する研究成果を応用したものです。 本契約締結に基づき、実証実験を2021年7月より開始、22年度本格運用を目指します。

アカデミア発技術を活用し、地域の課題解決、そして魅力向上へ

PxDTは、計算機によるインタフェース技術をコアとして、大学で研究された技術シーズを地方自治体や企業と連携して社会実装し、少子・高齢化による労働人口の減少や障がい者の暮らしをより豊かにするといった社会課題の解決を目指しています。
安中市は、市民を含む多様な主体が共通の課題認識のもとにそれぞれの得意分野を活かし、自主的・自立的にまちづくりに関わっていく「市民総働」をテーマに、魅力あるまちづくりの実現に向けた取組を推進しております。その一環として「誰一人取り残さない」と「人と人をつなぐ、優しいデジタル」をテーマに、デジタル化に取り組んでいます。

※PxDTと筑波大学は2017年12月に特別共同研究契約を開始、デジタルネイチャー推進戦略研究基盤」 (通称 Digital Nature Group powered by Pixie Dust Technologies) を筑波大学内に設立、共同研究と研究成果の連続的な社会実装に取り組んでいます。

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