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ピクシーダストテクノロジーズと共同研究を行っている東北大石山研究室が、第45回日本磁気学会学術講演会で研究成果報告を行いました

ピクシーダストテクノロジーズと共同研究を行っている東北大石山研究室が、第45回日本磁気学会学術講演会で研究成果報告を行いました

アカデミア発技術による社会課題解決に取り組むピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:千代田区、代表取締役 落合陽一、村上泰一郎、以下「PxDT」)と国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長 大野英男 以下「東北大学」)は、東北大学発の先端テクノロジーを社会課題解決に繋げていくことを目指し、2020年より共同研究を実施しております。

2021年8月31日から9月2日に開催された第45回日本磁気学会学術講演会で、共同研究を行っている東北大学石山研究室高野氏が共同研究成果の報告を行いましたので、お知らせします。

研究成果報告内容

高野凌, 石山和志(東北大学), 星貴之(ピクシーダストテクノロジーズ),
逆磁歪効果型歪センサの高周波振動特性の評価,
第45回日本磁気学会学術講演会概要集, 01aC-6, オンライン, 8月31日-9月2日, 2021.
https://www.magnetics.jp/kouenkai/2021/session/index.html

【概要】
これまで我々は,振動センサとして磁歪膜と導体 膜の積層構造からなる逆磁歪効果を用いた歪セン サを応用する研究を行ってきた。先行研究において は 2kHz までの振動周波数を検知できるセンサとし ての特性を測定した。しかし,我々のセンサは検 出回路のキャリア周波数が高く,さらに薄膜であり 渦電流損が小さいことから,更に高い振動周波数帯 域でも特性を損なわず数 ppm オーダーの歪を検出 することが可能だと推測される。これは,応答性の良好なセンサが実現できることを意味し,繊細かつ高速で稼働する産業用機械などの制御や衝撃検知へ の応用が期待される。そこで,100kHz 程度までの振動検知特性を評価する装置の構築に取り組んだ。本稿では,振動源として20kHz 近傍を共振周波数とするランジュバン型振動子を採用した実験装置を用いた検討結果を述べる。

技術紹介動画
「磁性材料の持つ機能性を活かした高感度ひずみセンシング技術」

東北大学発の研究成果をスピーディに社会実装する取組について

PxDTと東北大学は、2020年1月29日に共同研究の基本契約を締結、同年4月より東北大学のハード系先端技術と当社のソフトウェア技術を掛け合わせ、社会課題解決につながる技術開発を推進しています。
本共同研究においては、東北大学の技術シーズを連続的かつスピーディに利用できるよう、共同研究成果及びその知的財産の100%を当社に予約承継する新たな技術移転スキームを構築します。これにより、共同研究実施における権利交渉や意思決定手続きの円滑化・迅速化を可能とします。新たなスキームを取り入れた共同研究により、東北大学で研究された技術シーズを、当社がスピード感をもって地方自治体や企業と連携して社会実装することで、様々な社会課題の解決を目指してまいります。

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© Pixie Dust Technologies, Inc.