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ピクシーダストテクノロジーズ、ろう・難聴者や他言語話者のためのコミュニケーション支援デバイスの体験会を福岡市で実施
~人にやさしいインクルーシブなテクノロジーの実装にむけて~

ピクシーダストテクノロジーズ、ろう・難聴者や他言語話者のためのコミュニケーション支援デバイスの体験会を福岡市で実施<br>~人にやさしいインクルーシブなテクノロジーの実装にむけて~

ダイバーシティ&ヘルスケア領域での研究開発と事業化に取り組むピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:千代田区、代表取締役 落合陽一、村上泰一郎、以下「PxDT」)とFUKUOKA Smart EAST推進コンソーシアム(九州大学、UR都市機構、福岡市、福岡地域戦略推進協議会)は、福岡市にて、ろう・難聴者や他言語話者のコミュニケーションを支援するデバイスの体験会を実施します。

背景

PxDTはデジタルによるダイバーシティ社会を目指し、現場のDX及びダイバーシティ・ヘルスケアを事業の柱として、大学発・先端テクノロジーの社会実装を行っています。FUKUOKA Smart EAST推進コンソーシアムは、少子高齢化など、まちづくりの様々な社会課題を解決しながら、持続的に発展していくため、最先端のイノベーションの導入による、快適で質の高いライフスタイルと都市空間を創出し、未来に誇れるモデル都市の創造を目指しています。そのなかで、FUKUOKA Smart Eastの実現可能性を明らかにすることを目的とした「Smart East PoC Program2021」の取組みの一環として、PxDTが開発を進めている「字幕透明ディスプレイ」、「難聴者のコミュニケーションを支援するスマートグラス」(以下「難聴者支援スマートグラス」)の体験会を行うこととなりました。

体験会について

福岡市役所1階にて、ディスプレイ上に会話内容を字幕表示し、かつ多言語対応も可能な「字幕透明ディスプレイ」及び、複数人が発声している状況でも発言者を区別して内容をレンズに表示する「難聴者支援スマートグラス」の体験会を実施します。

日程:2022年2月26日(土)10:00~15:00
場所:福岡市役所1階 サイネージ前
実施主体:ピクシーダストテクノロジーズ株式会社

・ご興味がある方はどなたでも体験できますので、直接福岡市役所へお越しください。
・体験希望者が多い場合は、お待ちいただく可能性があります。(先着順)
・検温・手指のアルコール消毒へのご協力をお願いしております。また、体調のすぐれない方の体験はご遠慮願います。
・今回は開発中の最先端技術の体験会であり、現時点で導入を予定しているものではありません。
・体験会で使用する技術には秘密事項が含まれており、体験会に参加される方は、体験前に実施主体であるピクシーダストテクノロジーズ株式会社とNDA(秘密保持契約)にサインをしていただく必要がございます。
・新型コロナウイルス感染症の影響等により、中止もしくは内容変更が生じる場合がございます。その際は、Fukuoka Smart EastのHP(https://smartcity.fukuoka.jp)にてお知らせいたします。

また、字幕透明ディスプレイは、2月27日(日)~3月4日(金)の間、福岡市役所1階のユニバーサルカフェに設置しますので、営業時間中(平日:10:00~17:00、土日:10:00~14:00)はご覧いただけます。

「字幕透明ディスプレイ」及び「難聴者支援スマートグラス」の機能と特徴

字幕透明ディスプレイ

■字幕透明ディスプレイ
機能:透明ディスプレイ内に発話内容を字幕でリアルタイムに表示する。
特徴:同時翻訳機能を備えているため、例えば日本語‐英語間のコミュニケーションの円滑化も期待される。

字幕透明ディスプレイは筑波大学Digital Nature Group※(代表:落合陽一准教授)の字幕表示に関する研究成果を応用したものです。
技術詳細:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2021/02/see-through-captions/
※PxDTと筑波大学は2017年12月に特別共同研究契約を開始し「デジタルネイチャー推進戦略研究基盤」(通称 Digital Nature Group powered by Pixie Dust Technologies)を筑波大学内に設立、共同研究と研究成果の連続的な社会実装に取り組んでいます。

難聴者支援スマートグラス

■難聴者支援スマートグラス
機能:スマートグラスのレンズ内に発話者と発話内容を字幕でリアルタイムに表示する。
特徴:発話者付近に発話内容の字幕が表示されるため、複数人での会話でも発話者の認識が可能。

今後の展望

PxDTとFUKUOKA Smart EAST推進コンソーシアムは、今回ご体験いただく、ろう・難聴者や他言語話者のコミュニケーションを支援するデバイスのようなテクノロジーをどのようにまちづくりに織り込んでいくかを検討し、多様性のあるモデル都市創造を目指します。またPxDTは、今回の実証実験に加え、他地域での実証実験も視野にいれながら、様々な環境の地域の皆様のフィードバックもとに、さらなるプロダクト開発と社会実装に向けて邁進していきます。

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© Pixie Dust Technologies, Inc.