ゲストの森田さんの著書「数学する身体」と、自身の著書「魔法の世紀」に不思議な縁を感じている、と落合から森田さんを紹介することから始まった。普段、コンピューターや数学に触れていない人には直感的には理解しにくいことについて、二人の言葉ですり合わせる二時間にしたいと述べた。

森田さんが取り組んでいる研究の紹介や乙武さんの義足プロジェクトの話を交えながら、身体性と計算について幅広く議論した。落合より、数学的な身体とネットワーク的人類と芸術と科学的な活動がシームレスにつながっていると毎日が豊かに暮らせるのではないか、と述べた。

CRO星より、Nerf（ナーフ）の紹介を行った。写真と写真の合間のような新しい目線を生成するときにNerfの力が発揮されると紹介した。

後半は参加者からの質問に回答することから始まった。童謡を引き合いに出して人間の本質を説いたり、数学と哲学の結びつきやヨーロッパと日本の数学の歴史、侘び寂びについて等、幅広い議論を行った。