日本音響学会2021年秋季研究発表会にて、弊社CRO星、エンジニア大岡が研究成果報告を行いました。
研究成果報告内容
(1) 星貴之: 超音波曝露の許容値に関する検討 第二報 非線形減衰の影響, 日本音響学会 2021 年秋季研究発表会講演論文集, 1-7-4, オンライン, 9 月 7-9 日, 2021.
【概要】
前報では近年盛んに活用されつつある40 kHz周辺の超音波曝露の安全基準について、サーベイに基づく検討を行った。本講演では空気中を伝搬する超音波の非線形減衰に着目し、強力な超音波が届く範囲について議論した。
(2)大岡佳生, 星貴之: 端面反射型光ファイバマイクの空気中における指向性測定, 日本音響学会 2021 年秋季研究発表会講演論文集, 1-7-5, オンライン, 9 月 7-9 日, 2021.
【概要】
マイクロホンはその直径と対象周波数(波長)に依存した感度指向性を持つ。光ファイバをプローブとして使用することで超音波帯域でもフラットな感度指向性が期待される。本講演ではそれを実測により確認した結果を報告した。
登壇者情報
星 貴之 / 博士(情報理工学)
2008年 東京大学大学院博士課程修了後、空中超音波触覚をはじめ非接触インタラクションの研究開発に従事。熊本大学助教、名古屋工業大学特任教員、東京大学助教を経て、オープンイノベーションを促進するため2017年にPxDT参画(取締役 CRO)。超音波技術の社会実装に向けた取り組みを進めている。
大岡佳生 / 博士(学術)
2020年 東京大学大学院博士課程修了後、PxDTに参画。超音波及び光学技術の研究開発に従事。