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ピクシーダストテクノロジーズと塩野義製薬、共同開発した「ガンマ波サウンド」が「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にクリエイティブイノベーション部門ゴールドとICCサミット賞をダブル受賞

2023.11.13

ピクシーダストテクノロジーズと塩野義製薬、共同開発した「ガンマ波サウンド」が「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にクリエイティブイノベーション部門ゴールドとICCサミット賞をダブル受賞

ダイバーシティ&ヘルスケア領域での研究開発と事業化に取り組むピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:千代田区、代表取締役:落合陽一、村上泰一郎、以下「PxDT」)と塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長CEO:手代木 功、以下「塩野義製薬」)は、両社で共同開発した、日常生活を送りながら認知機能ケアできる可能性のある音、「ガンマ波サウンド」が、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSのクリエイティブイノベーション部門でゴールド賞、およびICCサミット賞をダブル受賞いたしましたのでお知らせいたします※1。

◆ガンマ波サウンドについて

PxDTと塩野義製薬は2021年より、感覚刺激による脳のリズム活動の変化に着目した新しいサービスの開発に向けた共同研究に取り組んでいます※2。塩野義製薬とPxDTが共同開発した「ガンマ波サウンド」は、テレビやラジオなど、日常のあらゆる音をリアルタイムに40Hz変調を施すことで、日常生活を送りながら認知機能ケアできる可能性のある音です。40Hzの周波数は、ヒトが記憶や推論などの問題解決型の思考をしているときに現れる脳波「ガンマ波」と同じ帯域であり、認知機能障害時には、脳内で認知機能を発揮するのに必要とされる脳の特定のリズム活動(ガンマ波)が低下していることが特徴の一つとして報告されています※3。40Hz周期の音の呈示によって、マウスの認知機能が改善した研究結果や、ヒトを対象とした臨床試験においても認知機能悪化の抑制や脳萎縮の抑制を示唆する研究結果が得られており、40Hz周期の音は世界的に注目をされています※4。一方、これまでの研究で用いられた40Hz音は音声情報などを含めることの出来ない単調なパルス音であり、毎日聞き続けるのは難しく、日常生活の中に取り込みづらい可能性がありました。この課題を解決するため、塩野義製薬とPxDTは、テレビやラジオなどの音をリアルタイムに40Hz変調を施すことができる特殊な技術、ガンマ波変調技術を用いた「ガンマ波サウンド」を開発しました。

◆ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSについて

ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSとは、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象としたアワードで、1961年から続く広告賞「ACC CM FESTIVAL」を前身としている、日本最大級のアワードです。クリエイティブイノベーション部門は、イノベーティブで創造性が高く、世の中を変える可能性があるプロジェクトや事業を表彰する部門です。また、ICCサミット賞は、革新性や有用性などの観点から優れていると判断した活動に対してクリエイティブイノベーション部門のパートナー企業から送られる「CI PARTNERS賞」のうちの一つです。

PxDTと塩野義製薬は、今後も「音刺激による脳活性化および認知機能改善」に向けたエビデンス構築と共同研究をさらに推進していくことで、患者さまや社会の抱える困りごとの解決に向けた新たなソリューションの提供に向けて引き続き取り組んでまいります。

■ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について

ピクシーダストテクノロジーズは、計算機科学(コンピュータサイエンス)と、音や光などを自在に操る独自の波動制御技術の融合により、コンピュータと非コンピュータが不可分な環境を構築し、言語や現象、アナログとデジタルといった二項対立を循環的に超えていく「デジタルネイチャー」の到来を見据えています。
私たちは、現在、波動制御技術をメカノバイオロジーや視覚・聴覚・触覚への介入・補助をする「ヘルスケア&ダイバーシティ領域」と、メタマテリアル(材質ではなく構造で特性を生み出す技術)やオフィス・工事現場等の課題解決のために適用する「ワークスペース&DX領域」の2つの主要な領域に重点を置いて製品を展開しています。
急速に進化していくコンピュータに対して、私たち生物の身体(ハードウェア)の進化は非常に遅く、その差はますます開こうとしています。ピクシーダストテクノロジーズはこの両者の間をうまく調停し、生活に対してよりよい価値を生み出し続けます。

商号        ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
ティッカーシンボル PXDT(NASDAQ市場)
会社設立      2017年5月
代表取締役     落合 陽一、村上 泰一郎
所在地       東京都中央区八重洲二丁目2番1号
URL        https://pixiedusttech.com/

■塩野義製薬株式会社について

塩野義製薬は、取り組むべき重要課題(マテリアリティ)の一つに「健やかで豊かな人生への貢献」を特定しています。引き続き、アンメットメディカルニーズの高い認知機能障害に対する画期的な治療法を患者さまにお届けできるよう努力し、精神・神経系疾患を抱える患者さまやそのご家族のQOLの向上に貢献してまいります。
URL:https://www.shionogi.com/jp/ja/

■参考

1. ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS クリエイティブイノベーション部門
2. 2022年9月21日プレスリリース
ピクシーダストテクノロジーズ、シオノギヘルスケア、塩野義製薬の3社による音刺激を通じた脳活性化の事業開始に向けた業務提携契約の締結について
3. Herrmann, C. S., & Demiralp, T. (2005). Human EEG gamma oscillations in neuropsychiatric disorders. Clinical neurophysiology, 116(12), 2719-2733.
4. Martorell, A. J. (2019). Multi-sensory gamma stimulation ameliorates alzheimer’s-associated pathology and improves cognition. Cell. 177(2), 256-271.e22.

■ 本件に関するお問い合わせ先

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 広報担当
お問合せ:https://pixiedusttech.com/contact/