Pixie Dust Technologies, Inc

TECHNOLOGY

Non-Contact Vibrotactile Stimulation

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空中を伝わる超音波を用いた非接触振動圧刺激により、発毛剤(ミノキシジル)の効果を高めることができる技術で、新しいヘアケアやAGA治療への応用が期待されます。

<背景>

日本におけるAGA人口は1,260万人で、そのうち650万人は何らかのケアや治療を行ったことがあると報告されています。その治療法のひとつであるミノキシジル外用薬には、治療開始から効果を実感できるまでにはある程度の時間(4ヶ月~6ヶ月程度)を要すること、AGAが後期まで進行してしまった場合には治療に限界があるという課題がありました。
ピクシーダストテクノロジーズは独自の波動制御技術の応用先として、超音波を用いた非接触振動圧刺激による創傷治癒の促進に取り組んできました。これは日本医科大学形成外科教室 との共同研究プロジェクトであり、2017年よりAMED-CRESTの助成を受けています。その過程においてマウスの発毛も促進されることが発見されました。その事業化可能性について頭髪治療専門のDクリニックをパートナーとして検討を進め、2021年、AGA患者を対象とした特定臨床研究によって非接触振動圧刺激がミノキシジル外用薬の発毛効果を高めることを確認しました。

<今後の展開>

本技術を用いた家庭用デバイスの製品化を企画中です。製品化のお知らせや、本技術・研究に関する情報を受け取りたい方はメールアドレスを登録ください。

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振動圧刺激はミノキシジルの発毛効果を3か月の時点で2倍強※1、6か月の時点では4倍強※2にまで高めるということが示唆されました。
※1 ミノキシジルのみでの増加分12%程度であったところミノキシジル+振動圧刺激では増加分27%程度であった。
※2 ミノキシジルのみでの増加分5%程度であったところミノキシジル+振動圧刺激では増加分22%程度であった。なおミノキシジルの効果が6か月の時点で3か月の時点よりも減少しているが、このような経過をたどることは既に知られている。

<Case>

■Case.1
美容室/クリニック向けデバイス。アームやポールに超音波デバイスが取り付けられ、離れた位置から超音波を頭部に照射します。
導入実績:Dクリニック東京

■Case.2
家庭用デバイス。十分な超音波出力を保ちつつ、手で持てるサイズ・重量に作り込むことで日々のヘアケアに使用できます。
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<原理>

■音響放射圧
非接触振動圧刺激技術は、空中を伝わる超音波を利用して非接触で皮膚を刺激する技術です。多数の超音波スピーカーが放射する超音波を適切にコントロールし、一点に集中させて焦点を形成します。この焦点における強力な超音波が皮膚に反射される際に、皮膚を押す方向の力が働きます。これは音響放射圧と呼ばれる強力な音波に特有の現象です。非接触で刺激を与えるため医療に応用する際、接触感染の恐れがなく、またデバイスも汚れにくいという利点があります。

■メカノバイオロジー/メカノセラピー
メカノバイオロジーは、機械的な刺激に対する生体の応答を研究する学問です。またメカノセラピーは、メカノバイオロジーの研究成果を臨床に応用することであり、新しい医療技術につながります。近年の研究により、音響放射圧が生じる程度の刺激でも創傷治癒や発毛を促進させる効果があることが分かってきました。現在、日本医科大学形成外科教室 と共同でそのメカニズムに迫る研究を進めています。

■主な実績
[Conference] 高田弘弥, 長田康孝, 波間隆則, 坂井敦, 星貴之, 小山太郎, 小林一広, 鈴木秀典, 小川令: 非接触集束超音波は KATP チャネルを活性化して発毛を促進する, 第 28 回毛髪科学研究会抄録, 芝公園, 12 月 5 日, 2020.
[Conference] 高田弘弥, 長田康孝, 坂井敦, 星貴之, 鈴木秀典, 小川令: 周期的圧刺激による新しい発毛効果, 第 29 回日本形成外科学会基礎学術集会抄録集, O-11-6, みなとみらい, 10 月 8-9 日, 2020.
[Conference] H. Takada, Y. Osada, T. Hama, T. Koyama, K. Kobayashi, and R. Ogawa: Does hair follicular KATP channel gating by minoxidil- and/or mechano-stimulation contribute to hair growth in vivo?, 11th World Congress Hair Research, 24-27 Apr. 2019. [The Best Oral Presentation Award]
[Conference] 高田弘弥, 上田百蔵, 佐野仁美, 小山太郎, 小川令, 星貴之, 古家喜四夫, 喜島小翔, 長田康孝, 波間隆則, 小林一広: 毛乳頭細胞に対する周期的圧刺激およびミノキシジルの作用機序の解明, 第 85 回日本医科大学医学会総会, P-3, 向丘, 9 月 2 日, 2017.

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