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DeepWear

※ デザインは全て「DeepWear™」で作成したものです。

「DeepWear™」は、深層学習によって各種デザインの特徴を捉え、そこから新たなデザインを生成する仕組みです。 優れたデザイナーは多くのファンを生み出しますが、請けられる仕事には限りがあります。 しかし深いニューラルネットワークを構成する計算機がその作品を見て学ぶことで、まるで優秀なアシスタントのように、新たな作品のアイデアを次々に書き出すようになります。 また大勢のデザイナーの特徴を学習していくことで、複数のブランドを融合させた新たなブランドを提案することもできます。 さらにカラーバリエーションや類似デザインなどの生成も可能なため、多くの選択肢からお客様に喜ばれるデザインを選ぶことが可能となります。

「DeepWear™」デザインの商品作成までのプロセス(例:スポーツグッズ)

< Case >

■Case 1.
事例:ファッションデザイン
多数のファッションデザインを学習し、デザイナーやパタンナーのデザイン創造を補助するツールを作成しました。AIにより作成されたデザインからパタンナーが実際に衣服を作成できることも確認しました。 アウトラインやディテールの表現など実使用に向けた課題に取り組んでいます。またデザインの分析機能や型紙作成、素材選定を自動化する機能の研究も進めています。

■Case 2.
事例:スポーツグッズ
クライアント:北海道日本ハムファイターズ様 PxDTが開発したAIによるデザイン生成技術「DeepWear™」を用いて、北海道日本ハムファイターズにマッチしたグッズデザインを作り出しました。第2弾のテーマは「選手×あじさい」です。 選手のプレーシーンデータとあじさいのデータを掛け合わせて生成しました。北海道では7月に見頃を迎えるあじさいを選手カラーに合わせて生成。あじさいのデータの中に選手のプレーシーンが融合した、DeepWear™だからこそできるデザインです。

■Case 3.
事例:壁紙
クライアント:WhO様
PxDTが開発したAIによるデザイン生成技術「DeepWear™」を用いて、約1,000点の既存パターンを読み込ませ、AIの学習によって自動生成された100点の中から選定された1点です。 今回読み込ませたデザインにも一般的な壁紙同様、同じパターンが繰り返されるリピート柄が多く、生成された柄も一見リピート柄のように見えますが、詳細に見ると揺らぎや線の太さの強弱など、細かい単位で非常にランダムな描写が見られました。 既存のデザインに似てしまうものもある中、これは学習した個々の特徴が複雑に組み合わされ、人の手ではなかなか再現しづらい、AIらしいデザインとなりました。

< 原理 >

ブランドの特徴を学習し、新たなデザイン案を複数の画像で出⼒(ファッションデザイン)

一般的な製法では、ファッションデザイナーが製作した⼆次元画像を型紙職⼈(パタンナー)が図⾯化し、パーツごとに裁断された⽣地を縫製⼯が縫い合わせることで服が完成します。 私たちのシステムでは、特定のブランド、つまりデザイナーの制作物の特徴を深層学習することで、型紙に起こす際の元データとなるスケッチ作成を機械化します。 なお、型紙職⼈が作業可能な解像度で画像を⽣成するため、深い畳み込み⽣成的対⽴ネットワーク(GANs)を使⽤しています。

計算機・デザイナー・顧客の知能を融合させ、新たな服飾⽂化を構築

GANs のシステムのように、出来上がった製品をユーザーに評価してもらうプロセスも並⾏して研究を⾏なうことで、新たな服飾文化を構築できると考えています。また、潜在変数の調整を顧客⾃⾝が⾏なえるようにソフトウェア化することで、⾃分好みのブランド製品をオーダーメイドで直接発注するサービスにも応⽤可能です。

■実績
プロバスケットBリーグ シーホース三河株式会社のAIデザインTシャツを販売. 2020-10.
https://pixiedusttech.com/news_20201016/

2021年シーズン、北海道日本ハムファイターズのグッズにデザイン提供 ~プロ野球界と初コラボ、AIデザインによるグッズ販売~. 2021-03.
https://pixiedusttech.com/news_20210331/

北海道日本ハムファイターズのグッズにデザイン提供、シーズン第2弾. 2021-07.
https://pixiedusttech.com/news_20210712/

野原ホールディングス(株)の壁紙ブランド「WhO(フー)」にデザイン提供 ~インテリア業界と初コラボ、AIデザインによる壁紙販売~. 2021-08.
https://pixiedusttech.com/news_20210715/
https://whohw.jp/products/patterns/no-100/#P100A

■国際学会
NIPS (2017)
TEI (2018)

■展⽰会
Ars Electronica Festival (2017)
Media Ambition Tokyo (2017)